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片付けられない女のためのこんどこそ!かたづける技術の感想
この本の感想ですが、まず一番にめちゃくちゃ読みやすかったです。
漫画形式ですいすい読めて、だんだんと片付けが進んでいくお話はとても面白かったです。
お話自体は、作者の池田さんの実体験をもとに片付けをどのように進めたかが描かれています。
最初はかなりの汚部屋だったようで、イラストを見るとなかなかの状態だったんだなーと思いました。笑
自分もイラストほどの汚部屋ではなかったですが、散らかった家に住んでいたので、片付いていないことでの困りごとはすごく共感するところが多かったです。
そして、面白かったのは片づけの手順が独特だったこと。整理収納アドバイザーが一般的に伝えている手順とは違うアプローチで片づけているのが興味深かったです。
やっぱりいろんな人がいて、それぞれにやりやすい方法があるんだなーと思いました。
アドバイザーが伝えているのはあくまでも、最大公約数的な王道ルートなだけで、片付いた部屋というゴールにつくのはもっといろんなルートがあるのだと改めて思いました。
自分たちが良く知っているルートにこだわって教えるんじゃなくて、相手にとって一番やりやすい方法を見つけられるように協力する姿勢を持っていきたいと思います。
最後の片付けで印象に残った話3つ
それでは、ここからは私が読んで印象に残った話を紹介します。
一部ネタバレを含みますので、ご理解の上進んでください!
詳しく読みたい人は買ってみてください。
まずは自分の城を作る
池田さんは、汚部屋脱出の一歩目として狭いスペースでいいからきれいな自分の拠点を作ったそうです。これが意外でした。
一般的に片付け本には、まず全部出して、仕分けて、要らないものを手放してモノを減らす、という風に書かれています。
一部分だけきれいにしても、維持できないケースが多いんですが、池田さんにはこのように城を作るのが合ってたんですねー。
池田さんは家が職場でもあったので、とりあえず仕事がしやすいスペースが欲しいといった目的がはっきりしていたのが効いてるかもです。
やっぱり、片付けでもなんでも、目的意識があるかないかで成果が変わってきますよね。
ボーイフレンドに悪印象
仲良くなりかけてたボーイフレンドに部屋が汚いのがばれて疎遠に。。。
そんな悲しいシーンが登場しますが、こういう人を招けないという悔しさがとてもよくわかる。
自分も昔から家が散らかっていて、子供時代も実家は割と散らかっていたので友達も家に呼べない家でした。そんな子供時代の影響もあり、一人暮らしを始めてからも、いつでも人を呼べる家とはとても言えない状況だったので、急に人が来ると困るという気持ちがよくわかります。
これも目的の話に繋がりますが、やっぱり友人をいつでも家に呼べる状態にしたいって思う人は多いんじゃないでしょうか。
ボーイフレンドでなくても、人を呼べる家にしたいと思わせてくれます。
必要なものが見つからず一気に捨てる決心
一般的には最初にモノを減らすのですが、池田さんの場合はある程度片付けが進んでからモノを減らしにかかります。ある程度片付いて生活スペースが確保できてきた時に、大事なものが見つからず、その原因は使わないものが多い事と悟った池田さん。プッツンした感じで、一気にモノを減らしにかかるシーンはとても勢いがあって、読んでいて爽快でした。
こういうランナーズハイ的な状態に片づけてるとなるんですよね。
もうどんどん捨ててしまおう!って思えるゾーン的な状態。
ここに行くと一気に片付けが進むんですよねー。
著者紹介
著者の池田暁子(いけだきょうこ)さんは、イラストレーターのお仕事をされていて、主にコミックエッセイをたくさん出版されています。
今回の片付け本もそうですが、他にもダイエットや貯金、新型うつなどのいろんなエッセイを出版されています。
デフォルメされたかわいい絵柄で、内容もとても読みやすかったです。
あくまでエッセイなので、がっつり勉強するぞ!というよりは、軽い気持ちでエンタメのつもりで読むといいかもですね。
個人的には整理術の本とかの他の作品も読んでみたいと思いました。
最後の片付けの書評まとめ
今回は池田景織子さんの片付けられない女のためのこんどこそ!かたづける技術を紹介しました。
片付けの技術はいろんなものがあって、人によってそれぞれの正解があるんだなーとわかりました。
あくまで池田さんの例なので、真似してやってみても必ずうまくいくとは限りませんが、
片付けの参考になると思います。
多分、自分も同じだ!と思う部分もたくさんあると思うので、読んでみると面白いと思います。
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