片付けしてる時ってモノを減らさないといけないとわかっていても、もったいない精神が顔を出してなかなか減らないですよね。
まだ使える物を捨てるのはイヤって思う人もいるでしょう。
ただ、もったいないの考え方を変えれば、使わないものを持っている方が「もったいない」と思うかもしれません。
今日の記事は、もったいなくてなかなかモノが捨てられない人に読んでもらえると嬉しいです。
[st-kaiwa1]整理収納アドバイザーのショウヤです。ツイッターもやってます。お問い合わせはこちらまで。[/st-kaiwa1]
目次
片付ける時に使っていないなら手放す方がベター
まず前提として、たとえ新品でも、使っていない物は手放すことが片付けにおいてはベターです。
片付けというと、きれいな収納状態に目が行きがちですが、一番大事なのは整理、モノを減らすことです。
そして、優先的に減らしていくのは普段使っていない物です。当然ですよね、普段使っているものを手放したら困っちゃいます。逆に、使っていないのであれば、手放しても生活に支障はないはずです。
あ、ここでいう使っていないというのは、役割を果たしていないという事なので、インテリアとかは機能性はなくても飾られることが使われるです。なので、ちゃんとインテリアとして飾られているなら使っているとみなします。
なので、片付けをする時は何を手放すか(何を残すか)を決める事がもっとも重要なんです。
使ってない物は基本的には手放す方向で考えましょう。
[st-card myclass=”” id=135 label=”チェック” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on”]
捨てるのはもったいないと思うのはなぜ?
でも、減らすことがよいとわかっていてももったいないと思っちゃう人もいると思います。
もったいないと思う理由は下のどれかじゃないでしょうか。どれももったいない気持ちになりますが、考え方を変えて、勇気をもって手放し、新しいスッキリした生活に踏み出しませんか?
高かった
ブランド物など、高級品は今使っていなくてもなかなか捨てにくいですよね。その一つの理由は、心理学でいうサンクコスト理論がかかわっています。
[st-mybox title=”メモ” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#2f4f4f” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
サンクコスト理論とは、回収できなくなったコスト(時間やお金)のことを指します。人間は、サンクコストがたくさんあるものに執着してしまう傾向があります。
例)パチンコに1万円使ったがまだ当たらない。この後も当たるかどうかわからないが、ここまでやったのだからもう少しやろう。(1万円がサンクコストになっている。)
[/st-mybox]
このように、買った時に高価だとすでに支払った金額(サンクコスト)が大きく執着してしまいがちです。でも、今現在の状況をフラットに見た時、本当にそれは手元に置いておきたいものでしょうか。
今同じ金額を支払って同じものを買いたいと思えるなら、手元に置いておく価値があると思います。しかし、今の気持ち的に同じ金額を払ってまでは欲しくないな、別のことにお金使いたいな、と思うようであれば、手放し時ではないでしょうか。
思い出の品
思い出の品は片付けにおける大ボスです。
思い出の品は取っておくことも必要だと思います。私もいくつかのモノは保管しています。
普通のモノを違って、一度手放すと手に入らない所も手放しにくいポイントですね。
ただ、それが段ボール何箱にもなるようなら、見直す余地ありだと思います。
思い出の品は思い出を振り返る事ができればいいので、量はそんなに必要ないはずなんです。
思い出の写真とかも、同じ場所に行った時の似た写真がたくさんあるのであれば、本当に大切な数枚を選んで残りを手放すのはどうでしょうか。
厳選した選んだ数枚だからこそ、より大切な思い出の品として大事にできると思います。
少ないから大事にできる。
余白を大事にするわびさびの心と同じですね。
新品
使ってないけど、新品だから捨てられない。
これもサンクコストですね。今の生活に必要としていないのに、過去にお金を払ってしまっているから、払った分を取り戻したいといった気持ちがあるかと思います。
でも、実はいくら新品でも使っていないものを置いておく方が損しているかもしれません。
例えば、もし賃貸で住んでいるなら、借りている家の一部を物置をして使うためにお金を払っているとも考えられます。不要なものを手放したら、もっとコンパクトな家に住めるかもしれません。そしたら家賃も浮きます。
持ち家だとしても、土地の一部を有意義に使えていないという意味では損してると思います。本当に自分の暮らしに役立つものを家になかには置いておきたいはず。
新品だと捨てづらいのであれば、最近は売ることも簡単にできるようになりました。
フリマアプリやリサイクルショップに行けば簡単に売ることができます。そこで値が付かないモノであれば、そこまでの価値はなかったと割り切って捨ててしまう方が、自分の暮らしを向上させるには良いと思います
本当にもったいないのは、自分の生活が圧迫されること
捨てられない理由はいろいろあると思いますが、大事なのは今とこれからの生活をよくすること。
もったいないといいつつ使わないものを捨てずに置いておくと、自分の生活空間が圧迫されます。
損したくないからとっておいたものが、自分の生活に対してマイナスになるって本末転倒じゃないですか?
モノが多すぎると無意識にストレスを抱えることもあります。
必ずしも捨てる必要はないですが、
捨てる事のもったいなさだけでなく、取っておくことのデメリットも考えて判断したいですね。
まとめ:極力使わないものは手放そう
今回は捨てる事がもったいないと感じる時の考え方について紹介しました。
ムダをなくしていけば、生活は楽に豊かになっていきます。
モノに囲まれている方が幸せと感じるならそれでOKですが、おそらく多くの人はすっきりした状態の方が過ごしやすいと思います。
もったいないの呪いから解き放たれましょう!
コメント